08.06.18:15
空白の3ヶ月2
昨日の「薬理学実習」~マウス編~に引き続き、今日は~ウサギ・モルモット編~を書きたいと思います。
ウサギは薬物による血圧変化を調べるのに用いました。ウサギの血圧の計り方って、まず、エーテル麻酔して、首の喉のあたりを切開して…これ以上聞きたいですか?(-.-;)この作業は先生がやりました。ウサギの頸動脈からコードみたいなのでPCへつないでました。(機械の名前が思い出せません)
それから、コードみたいなのと薬物を投与するためのチューブみたいなものもつながっていて、投与と同時にPCのEnterを押して、血圧の変化をPCのグラフでみていくという地味な実験…。そのうちウサギの麻酔がきれて、ウサギが起きちゃうんです。(友達のときはウサギが涙流してたそう)グラフは最後、プリントアウトされて一人ずつに配布されました。
ヒト血圧ということでわざわざ水銀の血圧計で、正常時と運動負荷時(階段登り降りなど)、寒冷負荷時(氷水に手をつけました)を測りました。
最大血圧を測るときは聴診器で最初「ドクン」というのが聞こえて、(コロトコフ音と言います)このときの目盛りになるのですが、私は聞こえにくくて、聞こえないといわれ、ちょっとびっくりしました。
モルモットは小腸のみを使いました。これも先生が準備&セッティングです。PCにつないでこれもまたグラフに記録。タイロード液というものを作ります。これは組織を生かしておくために用いる生理的塩類溶液です。マグヌス装置という装置を用いて小腸の平滑筋のようすを薬物投与による変化がグラフで表されます。
私の班は
薬物の希釈は間違いないはずなのに何故かアセチルコリンを拮抗するアトロピン君が働いてくれなくて…同じことを3回して、3回目は何と!完全遮断!?ちなみに拮抗は薬効を弱める意味で、遮断とは薬効を完璧になくすことです。
先生にOKもらったのでそれをそのままレポート書いたのですが、他の班の人はグラフが一人3~4枚に対し、私の班は6枚ぐらいありました…。失敗すると、基線(2分間)→投与→洗浄の順番に記録されるためその分だいぶ枚数が多くなります。
最後にウサギちゃんモルモットちゃん有難う。
後、装置などは写真で示せれば良かったのですが、実習室はカメラ持ち込み禁止なのでご了承下さい。
ブログにコメありがとうございました!URL残して下さっていたので、飛んできました。
初めまして、理学部3年の椿と申します。
モルモットの実験は、私の薬理実験と凄い似てますね。少しでも参考になったのなら嬉しいです><
実験動物さんには、本当に感謝しなければいけないですよね!
実験を少しでも何かの役に立てて、犠牲にしてしまった命が報われるように頑張りましょう!私も頑張ります><
コメ返しありがとうございます。私の場合は卒論で動物実験するようなものにしなければ、後は、研究職に就いたりしなければ動物を扱った実験はないのでいいのですが・・。実習中は気を引き締めて行いました。
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